函館の木版画家・佐藤国男のサイトです。
山猫工房という名前は宮沢賢治の作品「注文の多い料理店」や「どんぐりと山猫」に登場する山猫からとりました。
絵描きか考古学者になりたかった私は、いろいろな職を転々とした後、大工になりました。
建築現場のあまった木材をピューと鉋がけし、宮沢賢治の童話の世界を、墨で下絵を描き、彫刻し、版画にする楽しみを発見してから25年以上たちます。 大工の経験が絵描きの夢を進化させ、いまは本職になったというわけです。
日本は「木と紙の文化」と言われます。木は実に良いもので、柔らかからず、固からず、さわっているだけで不思議な安心感があります。 木から生まれる版画の世界をぜひ手にとってご覧いただきたいと思っています。
山猫博士もう1つのライフワーク 縄文の本が完成 特設サイトもオープンしました
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佐藤 国男(さとうくにお)
1952年北桧山町生まれ。
北桧山高校を卒業後、上京。昼間は工場で製本や家具作りの仕事に携わり、夜間は東洋大学の仏教学科で学ぶ。
その後、2年間東京や関東各地で大工仕事に従事。昭和55年に函館へ戻り大工を生業にしながら、宮沢賢治を題材とした版画を作り続けてきた。
1984年、絵本「銀河鉄道の夜」を出版。以来数多くの著書を世に送り、また函館のほか東京など、全国の百貨店で個展を開催している。7年前より山猫博士を名乗り、北海道新聞に現代社会を風刺した辛口ながらもユーモアに富むエッセイと木版画の「山猫博士のひとりごと」を連載。
■主な作品
「銀河鉄道の夜」(北海道新聞社)
「大男ボルス」(北水)
「しでんとたまご」(福音館書店)
「もりのさんぽうた」(福音館書店)
「注文の多い料理店」(大日本図書)
「山猫博士のひとりごと」(北水)
「続 山猫博士のひとりごと」(北水)
「注文の多い料理店」英訳版絵本(R.I.C出版)
「したてやのプンブルばあさん」(文溪堂)
ミニ絵本付き朗読CD
「虔十公園林」(新函館ライブラリ)
「注文の多い料理店」(新函館ライブラリ)
「セロ弾きのゴーシュ」(新函館ライブラリ)
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